この事業は終了しました
初心者でもわかりやすい解説付きで歌舞伎デビュー!
国立劇場 歌舞伎鑑賞教室
中村橋之助演じる俊寛の、感動のクライマックスに注目。
日時 |
2012年6月26日(火) 午前の部/11:00~ 午後の部/14:30~ |
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会場 |
中ホール・大地 全席指定 |
料金 |
一般3,500円 学生1,000円 【伝統芸能シリーズセット券】 10,000円 ※下記4公演のセット。 ※「人形浄瑠璃 文楽」は昼の部か夜の部のどちらか1公演 ※「能楽入門公演」は座席指定券をお渡しします ※枚数限定のため、予定枚数に達し次第終了 6/26(火)「国立劇場 歌舞伎鑑賞教室」 3,500円 9/23(日)「グランシップ静岡能 能楽入門公演」 1,000円 10/14(日)「人形浄瑠璃 文楽」 3,500円 2013/1/27(日)「グランシップ静岡能」 5,000円 |
主催 | (財)静岡県文化財団、静岡県、独立行政法人日本芸術文化振興会 |
問合せ | グランシップチケットセンター TEL054-289-9000 |
年々好評の「国立劇場 歌舞伎鑑賞教室」。
はじめての方でもその魅力を気軽に楽しむことができます。お芝居の前には歌舞伎俳優が分かりやすい言葉で楽しみ方を解説します。
充実した俳優陣の公演で、ビギナーや学生さんたちにもおススメです。
当日お着物でご来場の方にはプレゼントも!
解説「歌舞伎のみかた」
大谷廣太郎
「平家女護島 俊寛」鬼界ヶ島の場
中村橋之助
中村児太郎
河原崎権十郎
市川團蔵
年々入手困難の「グランシップ伝統芸能シリーズセット券」も発売決定!
枚数限定なので、グランシップ友の会への入会がおすすめです。
【セット券の注意事項】
・セット券は数量に限りがあります。予約枚数に達し次第販売終了します。
・グランシップチケットセンターのみでの取り扱いです。(WEB不可・電話のみ)
・グランシップ友の会の割引はございません。
・単公演購入後にセット券への変更はできません。
★グランシップ伝統芸能シリーズ特別イベント ※終了しました
山川静夫の「ここがみどころ・ききどころ~歌舞伎音楽にせまる~」
5月26日(土) 14:00~
グランシップ 6階交流ホール
伝統芸能に造詣が深く、名人たちとも親交のある山川静夫さんが本公演の前に分かりやすくて楽しい講演会を開きます。
今回は歌舞伎の重要な役割を担っている音楽について解説します。また、特別に歌舞伎黒御簾音楽演奏家を招いて、三味線の実演も行います。貴重な機会ですので、是非お気軽にご参加ください。
参加料:一般1000円 学生500円 ※事前申込制
<申込先>TEL.054-289-9000 FAX.054-203-5716 E-mail.info@granship.or.jp
演目
解説「歌舞伎のみかた」
「平家女護島 俊寛」鬼界ヶ島の場
「平家女護島」は、「平家物語」に題材を得た五段構成の浄瑠璃作品です。
作者は近松門左衛門。
今回上演する「俊寛」はその二段目にあたります。
時の権力者・平清盛の討伐計画が発覚して鬼界ヶ島へ流罪となった俊寛僧都、丹波少将成経、平判官康頼の三人。
主人公の俊寛は、三人を迎えに来た赦免の船を前にしながら、成経の恋人千鳥を乗船させるため孤島に残る決意をします。
都に残された妻が辱めを受けて自害したことを知った悲しみ、権力をかさにきた使者瀬尾太郎への怒り、そして乗船を許されず自害しかかる千鳥への憐れみが、ついに俊寛を瀬尾殺害という思い切った行動へと駆り立てます。
クライマックスは、情けあるもう一人の使者丹左衛門のはからいで乗船の許された千鳥にかわり、島に残された俊寛が船を見送る場面です。
自分から進んで残ったものの、やはり都へ帰る思いを断ち切れず、絶叫しつつ岩場に這い上がる俊寛。
赦免船の去って行く海の彼方をじっと見つめる無言の姿は、大きな感動を呼ぶことでしょう。
24年度「グランシップ伝統芸能シリーズ」のテーマについて
24年度の「グランシップ伝統芸能シリーズ」のテーマは「源平の争乱時代」。
平家物語にも描かれている、およそ10年間のエピソードに関連した演目を上演します。
史実を軸に、最小限の表現方法でそのテーマに焦点をあてる能、史実に独自の解釈やエピソードを挿入し、舞台としてその時代を情感的に表現する歌舞伎。
史実を取り巻くフィクションとして、家族の悲劇や死生観を独自に表現した文楽。
今回の「グランシップ伝統芸能シリーズ」は同一演目を見比べることはもちろん、能・歌舞伎・文楽のそれぞれの芸術が源平時代という時代を独自にどのようにとらえ、表現しているかに注目していただきたいと思います。
歴史上の主役である源頼朝や平清盛は芸術の世界では重要視されません。芸術上の主役となるのは、滅亡した平家の武将や、悲劇的な運命をたどった女性、またはその時代を生きていたであろう庶民たちです。
敗者や弱者、滅びというものにスポットを当てるという日本の芸術の独特な考え方は、能・歌舞伎・文楽に共通した美学かもしれません。
そんな視点で日本の伝統的な舞台芸術を楽しんでみてはいかがでしょうか。