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この事業は終了しました

開催レポート
展示

「おんな」―立ち止まらない女性たち― 1945-2010

日時 2012年3月10日(土)~3月25日(日)
10:00~17:00(入場は16:30まで)
会場 6階 展示ギャラリー
料金 一般500円、70歳以上300円(前売りは各50円引)

無料対象:学生(大学生以下かつ28歳以下)
身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者福祉手帳をお持ちの方
主催 財団法人静岡県文化財団、静岡県、公益社団法人 日本写真家協会
後援 静岡県教育委員会、静岡市教育委員会、NHK静岡放送局、静岡新聞社・静岡放送、テレビ静岡、
静岡朝日テレビ、静岡第一テレビ、朝日新聞静岡総局、産経新聞社静岡支局、中日新聞東海本社、
毎日新聞静岡支局、読売新聞静岡支局、K-MIX、Fm Haro!、マリンパル76.3、ボイス・キュー、76.9FM-Hi!、FM伊東 なぎさステーション、COAST-FM、Ciao!、Radio f84.4fm、FM島田、静岡リビング新聞社、
中日ショッパー
問合せ グランシップチケットセンター TEL054-289-9000


写真:蜷川実花「月間“熱帯魚”ボクタチオンナノコ(新潮社)より」(東京・2009年)

写真:荒木経惟 「センチメンタルな旅」より(福岡・1971年)

写真:松本路子 「オノ・ヨーコ,ニューヨーク,1974」(1974年・アメリカ)

What’s おんな写真展
敗戦後の困窮の中で、家族を支え日本の復興に大きく貢献してきた女性の「生きる力」。
本展の写真の数々は、高度成長期、バブル崩壊、そして現代に至るまで日本の発展の一翼を担ってきた女性たちのたくましくも愛らしい姿をとらえています。その姿はどれも、私たちに勇気と希望を与え、歩むべき方向を示唆してくれているようです。
時代を代表する写真家145人が写し取った211点の作品から日本女性たちの真髄に迫ります。

【展示構成】
第一部 復興の空の下で 1945-59
我慢と忍耐を重ね、困苦と欠乏の時代を生き抜いた戦後の復興期。
第二部 高度成長 光と闇と 1960-79
豊かさを享受しながらもその代償ともいうべき社会の歪みに立ち向かった高度成長期。
第三部 均等法とバブルの間 1980-95
バブルへと向かう成熟とその後の停滞の中で自己主張や自己実現を始める時期。
第四部 成熟と多様化を求めて 1996-2010
個性や「私」が多様化し、今日へと向かう時期。

計 211点を展示。

★オープニングセレモニー
3月10日(土) 9:30~10:00 6階展示ギャラリー前
特別に、オノ・ヨーコさんを撮影した写真を出展されている静岡県下田市出身の写真家・松本路子さんが来場するほか、オープニング式典後には、写真家の島田聡(写真展「おんな」実行委員長)さんによるギャラリートークも開催されます。
【松本路子さんプロフィール】
1950年静岡県下田市生まれ。74年法政大学文学部在学中より写真家として活動を開始。
80年代より、世界各国のアーティストやダンサーの肖像を中心に作品を発表。数多くの個展、美術館でのグループ展のほか、国内外の美術館に作品が収蔵されている。主な写真集に『ニキ・ド・サンファール』(パルコ出版)、『Portraits 女性アーティストの肖像』(河出書房新社)、エッセイ集に『晴れたらバラ日和』(淡交社)など。

出展作家(145名)

秋田好恵/秋山庄太郎/新達也/阿部幹雄/荒木経惟/飯島幸永/飯田樹/生原良幸/石井幸之助/石井正敏/石元泰博/井手行信/伊藤雅子/稲越功一/乾晋也/今岡昌子/今西憲之/岩田幸助/内野雅文/榎並悦子/老川良一/大石芳野/太田順一/大束元/大西成明/大西みつぐ/大野広幸/奥山和朗/小沢和雄/小澤宏之/小野克巳/小野庄一/掛川源一郎/影山光洋/勝山泰佑/神山洋一/川島浩/川谷石太郎/川村容一/神田川義和/鬼海弘雄/杵島隆/岸本勉/北村玲子/木村伊兵衛/木村惠一/木村尚達/熊谷武二/熊谷元一/熊切圭介/倉田精二/桑原史成/児玉房子/小橋川共男/小林光子/五味彬/齋藤亮一/佐伯義勝/坂田薫/佐久間陽三/笹本恒子/佐藤明/佐藤弘康/繁田正/島尾伸三/島田聡/白鳥真太郎/管洋志/菅野喜勝/杉山吉良/須田慎太郎/須藤照江/瀬戸正人/薗部澄/髙須力/高梨豊/高野俊一/髙橋淳子/高橋岑夫/髙村規/立木義浩/谷川明生/谷川一也/田沼武能/田村茂/辻口文三/土田智代子/土田ヒロミ/常盤とよ子/土門拳/内藤正敏/中川幸作/長島有里枝/永野一晃/長野重一/中村吉之介/中村正也/中村路人/中村立行/新倉孝雄/西川雅子/蜷川実花/根岸基弘/野村佐紀子/ハービー・山口/芳賀日出男/橋口譲二/橋本照嵩/英伸三/浜口タカシ/濱谷浩/林忠彦/早田雄二/原芳市/東桂子/平川菊雄/福田文昭/福永一興/藤田孝夫/夫馬勲/細江英公/細川和良/細見恭平/松田嘉徳/松本コウシ/松本徳彦/松本路子/丸田祥三/三木淳/南良和/三穂雪舟/宗形慧/宗形繁雄/村上光宏/安勝美/山端庸介/山本和夫/山本カドシゲ/山本敏晴/横道政一/吉田潤/吉永マサユキ/吉村正治/渡部晋也/Hiromix/

[以上145名予定]

サブイベント

◎オープニング&ギャラリートーク
 オープニングセレモニー 3月10日(土)9:30~ 6階展示ギャラリー前
◎ギャラリートーク
 ・3月10日(土)11:00~/14:00~
  解説:島田聡(公益社団法人日本写真家協会常務理事・写真家)
 ・3月17日(土)14:00~
  解説:松本徳彦(公益社団法人日本写真家協会専務理事・写真家)
◎女性3名以上でご来場の方へ粗品をプレゼント(各日数量限定・先着順)
◎永久保存版「おんな」写真集等の販売。

開催レポート

写真展「おんな」~会期終了~

2012年03月26日(月)

15日間にわたり開催した写真展「おんな」が昨日終了しました。
あっという間の15日間でした!

日本の「おんな」を通して、戦後から現代までの歴史を振り返ることのできる構成で、ご来場くださった方々のアンケートからも「自分の半生を辿ることが出来て本当によかった」といったお声をたくさんいただきました!!

今回の写真展、若い方たちが多かったのも嬉しい限りでした♪
戦後から昭和の写真を見て「こんな時代もあったんだね」などという声も聞かれ、これからの日本を支えていく若い世代の方々に、「おんな」を通して、その時代の生き方を知ってもらうきっかけになったのではないでしょうか。

さて、来年度もグランシップでは写真展を開催します!
ラインナップはこちらでチェックしてみてくださいね。





写真展「おんな」~松本徳彦さんギャラリートーク~

2012年03月17日(土)

今日の天気は雨ということで荒れていますが、
14時から開催したギャラリートークにはたくさんのお客様がご来場くださいました!

お話してくださったのは、日本写真家協会専務理事の松本徳彦さん。

ユーモアを交えながら、それぞれの写真について解説してくださった中でも、「キャプションに注目してみると、写真の内面を読み解くヒントとなりますよ」と仰っていました。

なるほど
今回の写真展は、写真の「記録」と「表現」という特性を生かした写真の数々から、戦後から現代までの時代を辿ることができます。その時代時代のリアルを写した1枚に付けられたキャプションから、表面だけでは分からない時代背景や移り変わりを読み取ってみると、ますます写真を見るのが楽しく奥深いものになりますよ

211点の展示写真の中にある、自分が生きた時代を振り返りながら、その時代がどんな時代だったのか思いを馳せるのも良いですね。それぞれの時代を生きた”おんな”を見ていると、現代を生きる私たちに強いメッセージを残してくれているようです。

おんな写真展3月25日まで開催中。(期間中無休)
グランシップ6階展示ギャラリー。




写真展「おんな」~17日にギャラリートークあります~

2012年03月14日(水)

好評開催中の写真展「おんな」では、初日10日に、写真家の分かりやすい解説を聴きながら写真を見ることができる「ギャラリートーク」を開催しました

この日、講師を務めていただいたのは、日本写真家協会常務理事で写真家の島田聡さんです!

それぞれの写真がどのような背景で撮影されたものなのかや、写真展全体の構成などについてもお話してくださり、とても勉強になります

このギャラリートーク、今週末の3月17日(土)14:00~に2回目の開催をします。
今度の講師は、日本写真家協会専務理事で写真家の松本徳彦さんです!
このギャラリートークが期間中最後になりますので、お見逃しないようお越しください

事前申込不要で無料ですので、14時頃、直接6階展示ギャラリー入口にお集まりくださいね。

まだまだ寒いですが、少しずつ春を感じられるようになり外へのお出かけが楽しくなる季節です
お友達をお誘いあわせの上ご来場ください。
「おんな」3名以上でご来場の女性の方々にはとってもおいしいプレゼントがありますよ(各日数量限定・先着順)

おんな写真展3月25日まで開催中。(期間中無休)
グランシップ6階展示ギャラリー。




写真展「おんな」~長崎の原爆から現代まで~

2012年03月12日(月)

今日で3日目を迎えた写真展「おんな」

ご来場くださったみなさまからのアンケートの中でも好評なのが、展示構成の見やすさです!
様々な「おんな」を、時代ごとに区切って展示をしているんです。
どの年代の方でも、「あぁ!懐かしい!」とか「こんな時代もあったなぁ」なんて楽しむことが出来ますよ。

まずは、「復興の空の下で」1945年~59年の写真たち。
原爆が投下された翌日の母子の写真から、写真展がはじまります。

そして、 「高度成長 光と闇と」1960~79年
1964年には東京オリンピックがありました。

「均等法とバブルの間」1980~1995年
山口百恵さんがご結婚され沢山の取材陣に囲まれている写真も飾られています。

「成熟と多様化を求めて」1996年~2010年
高橋尚子さんの笑顔が素敵な写真など、現代のおんなを写した写真で締めくくりとなっています。

本当に見ごたえたっぷりです!
中には1時間以上、2時間近く写真に見入っている方も多くいます。

前回のブログでもご紹介した松本路子さんが仰っていたことですが、
「”女性”とひとくくりにするのではなく、”女性”の中には沢山の個性を持った様々な人がいる。おんなには多様性があることを伝えたかったし、知りたかった」と。

昨日、3月11日で東日本大震災から早くも1年が経過し、日本人が力を合わせ・助け合い復興に立ち向かっていかなければならないと気持ちを新にした方も多いのではないでしょうか。
そんな今だからこそ、この写真展に写された、戦後から現代までの「おんな」の生き様を見ると、”女性””おんな”とひとくくりにはできない強い個性とエネルギーをもらえる気がします。

おんな写真展3月25日まで開催中。(期間中無休)
グランシップ6階展示ギャラリー。




写真展「おんな」開幕 ~無言のセッション~

2012年03月10日(土)

今日はあいにくの雨模様でしたが、グランシップでは華々しく写真展「おんな」のオープニング式典が開催されました

日本写真家協会の会長で写真家である田沼武能さんをはじめ、
今回は特別に、オノ・ヨーコさんを撮影した静岡県下田市出身の写真家・松本路子さんがご来場され、ご挨拶してくださいました

松本さんは、学生だった19歳頃からカメラをはじめ、アーティストのポートレートを中心に数多くの著名人を撮影し続けています

「その時に自分が会いたい人を訪ねて写真を撮らせてもらっている」という松本さん、
ポートレートのおもしろいところは、人と向き合うおもしろさなのだと。

また、「自分と相手の呼吸を合わせてお互いの集中力の極みに達した瞬間のゆったりした表情を撮るのが好き」
まさに”無言のセッション”なのだともお話してくださいました。

奥深いっ
改めてオノ・ヨーコさんの写真を見返してみると、2人の息づかいが伝わってくるようですね

みなさんも、写真家と写真家が写し撮った「おんな」たちの空気感を味わってみてください。
とびきり素敵な写真ばかりですよ。

おんな写真展3月25日まで開催中。(期間中無休)
グランシップ6階展示ギャラリー。

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